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クリンソウ

森の生活

夢は北十勝の山林・原野を桃源郷にすること。

モデルはターシャ・チューダーの庭

きっかけは6年前の北海道ぶらり旅だったかもしれません。どこまでも広がるジャガイモ畑、真夏でも歩くとヒンヤリとする原生林、新鮮な山の幸、海の幸、満点の星空、どこに行っても飾らない地元の人たち、すっかり北海道に魅了されてしまいました。そしていつか旅行者ではなく、生活者として北海道に関わりたいと思うようになりました。そんな時たまたまテレビで見たのが「ターシャ・チューダー四季の庭」というNHKの番組。大好きな動物たちに囲まれ、自給自足しながら、草花を育て、絵を描きながら暮らす自由人ターシャがいました。自然を愛し、何にも囚われないで生きる彼女の生き様に感動しました。もう一つビックリしたのは、あの美しい庭、ターシャが57歳の時に購入した山林、原野を切り開いて作った庭だというではありませんか?二重に驚きました。人生後半からでもこんなすばらしいチャレンジができると思うと勇気をもらいました。

自分も自然大好き人間です。気が付くと北海道で山林・原野探しの旅を始めていました。道内10カ所近い森林組合をお訪ねしたでしょうか。そして巡り合ったのが今の土地です。敷地内を町道が走り、清流あり、沢あり。ナテュラルガーデンにするには最高の環境でした。

今春旧屋敷内にアナベル、ハマナス、ライラックなどの花木とブルーベリー、北海道に自生するベリー、ハスカップを植えました。また、かぼちゃとジャガイモを植え、野菜作りにも挑戦しています。より活動範囲を広げられるように、山林内の道づくりと原野内のスペース作りを進めています。今年7月新林道が完成し、野草園と菜園のスペースも新たに生まれました。

こうした活動を続けているうちに地元の人たちとのつながりもできました。陸別町のおばあちゃんたちからは農作業のイロハを教わっていますし、足寄町森林組合の参事さんや地元の社長さんとは現地に滞在するたびに食事したり、酒を酌み交わしています。堆肥をわけていただける農家さんとも知り合いになりました。今や北十勝の地は第2の故郷です。

ガーデンづくりには20年かかると言われます。今うちのガーデンはスタートラインについたばかり。焦らず、たゆまず、おこたらず、楽しみながらやっていきます。高齢のためこの土地の売却を決断された元オーナーが森林組合の組合誌の中でこんなことを言っています。「山は宝だ。皆、もっと大切にすべき。自分だけでなく将来の孫子のために」と。将来世代のために自然豊かなこの広葉樹の森を守りつつ、この地に合った北海道ガーデンを作り上げてみたいものです。ターシャ好き、ガーデ二ング好き、自然好きの中高年の皆さん、田舎なら土地はいくらでもあります。志高く、リタイアメント後の夢に向かって一緒にチャレンジしませんか?どうぞよろしくお願いいたします。

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